
ゲノムは1つの生命の全ての遺伝情報を指しており、ヒトでは約30億塩基対の長さを持つDNAがこれに該当します。 ヒトゲノム配列の解読は1990年に始まり、2003年にようやく全ゲノム配列が決定されました。 その後、次世代シーケンサーと呼ばれる新しいゲノム解読機器の開発が進み、解読性能が飛躍的に向上したことにより、 今日では10日もあれば1人分のゲノム解読が可能となりました。また、その費用も当初は3,000億円を要していましたが、今日では50万円程度へと大幅に低下しました。 ゲノム情報は以下に示す分野に活用され、私達がゲノム情報を利用して豊かで安心な生活を送れる時代は間近に迫ってきました。
今日の医療は、発見された疾患に対する治療が中心で、そのため疾患の早期発見・早期治療に重点が置かれています。 一方、個人のゲノム情報が解読されることで、その人が将来どんな病気になる可能性を持つかを予測することが可能になります。 これにより、医療のパラダイムは、ゲノム情報から予測される将来的な疾患の予防に重点を置くものへ変化するでしょう。 また、今日では必ずしも満足のいく効果が得られなかったり、重篤な副作用が生じたりといった可能性のある医薬品についても、 より個々人の体質に適した投薬が可能になると考えられます。
地球上の物質資源を大量に消費する産業と異なり、ゲノム解析を中心とするバイオITビジネスは省資源・省エネルギーの事業への応用が期待され、 上記のような分野で私達に数多くの幸せをもたらすことが期待されています。 また、バイオITビジネスは、ゲノム情報をもとにした作物や化学品製造微生物の育種により、持続可能な社会の実現に寄与いたします。
ジナリスは、来るべきゲノム情報利用時代において、一般の方々にゲノム情報を簡単に扱えるようにする情報処理技術を提供します。 ゲノム情報は膨大なデータの塊なので、取扱いには専門的知識が必要とされ、実用的な知見を引き出すには多くの労力を必要とします。 私たちは生命情報を扱うプロフェッショナル集団として、膨大な解析情報から有用な情報を効率的に抽出し、ゲノムがもたらすもっとエコな未来に貢献していきます。
バイオインフォマティクスを駆使し、ゲノム情報を情報処理の知識がなくても簡単に扱えるバイオITソリューションを企業・医療機関・ 研究機関向けに提供していきます。大手企業や研究機関と共同でシステム開発を積極的に行い、将来的には、 ゲノム情報を扱う一般の方々にもジナリスのITソリューションを使っていただけるよう事業を推進していきます。
![]()

![]()